2007年 12月 02日
その5 |
日本のフィールドはアメリカに比べてカバーが少なくオープンでクリアな傾向があります。
また、フィールドの規模が小さくプレッシャーがかかりやすいことがあります。規模が小さい上にクランキング自体に適したスポットが少ないので良い場所は同じ日に何度も入り直すこともあります。
こんな日本のフィールドに合ったTHタックルが考えるフラットサイドクランクとは、
①ロングキャストが可能であること。
②オープンウォーターのただ巻きでバイトに持ち込む要素を持ちつつ、同じスポットから複数のバスを引きだすためにスプークさせないこと。
①と②をまとめると、
千鳥足系のパワフルなタイトアクションでロングキャストが効くフラットサイドクランクとなります。(簡単にまとめ過ぎ?)
この要素にはルアーをデザインする上で共通する点と矛盾する点があります。
まず、千鳥足とロングキャストの関係です。
ロングキャストするためには重心移動などの機構もありますが、今回は採用予定がありません。ロングキャストのためにはボディーやリップの形状以も大切ですが、
自重が大きな要素となります。
千鳥足に関しては細かいことは触れませんが、最も大切な要素の一つに重心の分散があります。
たとえば、比重の軽いバルサボディーに重たいウエイトを乗せた場合を想像してみてください。
ルアーはウエイトを軸に安定したアクションになります。
バルサで切れの良い千鳥アクションを出すためにはウエイトはボディーの比重に合わせて軽くする必要があります。
例外として、小型のバルサクランクがあります。これらの中には比重の重いスローフローティングでも切れの良い千鳥アクションをするものがあります。
これは、ボディーが小さいために表面のコーティングの重さが効いてうまく重心が分散しているからです。
つまり、千鳥足系で重たいボディーを作るためにはバルサよりも比重のある素材が必要という結論になったのです。
しかし、切れのあるタイトでパワフルなアクションをだすためにはボディーは軽い方が有利です。
しかも高比重ボディーと小さめのウエイトの組み合わせは実際に使う上で別の大きな問題が発生します。
次回はその問題点と、この点をどうやってクリアするかをお伝えします。

お休みをいただき、伊豆の海に行ってきました。きれいな熱帯魚?がたくさん泳いでいました。
また、フィールドの規模が小さくプレッシャーがかかりやすいことがあります。規模が小さい上にクランキング自体に適したスポットが少ないので良い場所は同じ日に何度も入り直すこともあります。
こんな日本のフィールドに合ったTHタックルが考えるフラットサイドクランクとは、
①ロングキャストが可能であること。
②オープンウォーターのただ巻きでバイトに持ち込む要素を持ちつつ、同じスポットから複数のバスを引きだすためにスプークさせないこと。
①と②をまとめると、
千鳥足系のパワフルなタイトアクションでロングキャストが効くフラットサイドクランクとなります。(簡単にまとめ過ぎ?)
この要素にはルアーをデザインする上で共通する点と矛盾する点があります。
まず、千鳥足とロングキャストの関係です。
ロングキャストするためには重心移動などの機構もありますが、今回は採用予定がありません。ロングキャストのためにはボディーやリップの形状以も大切ですが、
自重が大きな要素となります。
千鳥足に関しては細かいことは触れませんが、最も大切な要素の一つに重心の分散があります。
たとえば、比重の軽いバルサボディーに重たいウエイトを乗せた場合を想像してみてください。
ルアーはウエイトを軸に安定したアクションになります。
バルサで切れの良い千鳥アクションを出すためにはウエイトはボディーの比重に合わせて軽くする必要があります。
例外として、小型のバルサクランクがあります。これらの中には比重の重いスローフローティングでも切れの良い千鳥アクションをするものがあります。
これは、ボディーが小さいために表面のコーティングの重さが効いてうまく重心が分散しているからです。
つまり、千鳥足系で重たいボディーを作るためにはバルサよりも比重のある素材が必要という結論になったのです。
しかし、切れのあるタイトでパワフルなアクションをだすためにはボディーは軽い方が有利です。
しかも高比重ボディーと小さめのウエイトの組み合わせは実際に使う上で別の大きな問題が発生します。
次回はその問題点と、この点をどうやってクリアするかをお伝えします。

お休みをいただき、伊豆の海に行ってきました。きれいな熱帯魚?がたくさん泳いでいました。
by th-tackle
| 2007-12-02 01:31
| 開発