2013年 02月 18日
ウレタンルアーの生きる道 |
現在、マスプロダクションのルアーで扱われている主な素材は大量生産に向くABSなどのプラスチックです。
一方、THTでは発泡ウレタンなどの樹脂製ルアーをメインに生産しています。
その中でも、本物の魚を型取ったスーパーリアルシリーズに注力している訳を紹介したいと思います。

シリコン型で成型するウレタンルアーは金型などの初期投資にかかるリスクが少ない点から、規模の小さいメーカーにとっては有利な製法といえます。
しかし、ユーザーにはそんなことは関係ありません。
では、ルアー本来の価値として、ウレタンを使うメリットは何でしょう?
メリットの一つは、素材自体に浮力を持つウレタンの特性を活かしたルアーができることです。
空気室を確保することでしか浮力を得られないプラスチックルアーとは差別化したモノ創りが可能となることです。
たとえば、スキルフルさんのクランクベイトなどはプラスチックでは出しにくいアクションを、浮力を持つウレタンを活用することでうまく引き出しているようです。
そしてもう一つのメリットが形状の再現性です。
ニシネさんのルアーのように精巧なマスターを削り、シリコン型で複製するような場合です。
実はこのケースでもマスターのデータを取って金型化することは可能です。
しかし、本物の魚からデータを取って金型化するとなると話が変わってきます。
鱗のシワまで精密に再現することは従来の技術では無理なのです。
また、ヒレや鰓などオーバーハングした形状も金型製造にはやっかいです。
パーティーライン(プラスチックルアーの左右の合わせ目)付近の鱗模様や鰓の下側部分も金型ではオーバーハングするので再現しにくいでしょう。
THTのリアルシリーズはシリコン型から得られる形状の再現性を120%活かした手法で、プラスチック成型の金型では苦手な分野をカバーするためのものなのです。
プラスチックの成形品にはできないものを、ウレタンで作るということなら、ユーザーにとっても大きなメリットになるはずです。
しかし、ウレタンルアーのメリットはそれだけではないのです。
この先はあまり言いたくないのですが、メーカーとして背に腹は代えられず・・・
気が変わらなければ、次回にメリットを紹介します。
(ノイズカッターをお持ちの方は必見です!)
THタックルのWebショップはこちらです。 只今、送料、代引き手数料がお得になるキャンペーンを実施中!
一方、THTでは発泡ウレタンなどの樹脂製ルアーをメインに生産しています。
その中でも、本物の魚を型取ったスーパーリアルシリーズに注力している訳を紹介したいと思います。

シリコン型で成型するウレタンルアーは金型などの初期投資にかかるリスクが少ない点から、規模の小さいメーカーにとっては有利な製法といえます。
しかし、ユーザーにはそんなことは関係ありません。
では、ルアー本来の価値として、ウレタンを使うメリットは何でしょう?
メリットの一つは、素材自体に浮力を持つウレタンの特性を活かしたルアーができることです。
空気室を確保することでしか浮力を得られないプラスチックルアーとは差別化したモノ創りが可能となることです。
たとえば、スキルフルさんのクランクベイトなどはプラスチックでは出しにくいアクションを、浮力を持つウレタンを活用することでうまく引き出しているようです。
そしてもう一つのメリットが形状の再現性です。
ニシネさんのルアーのように精巧なマスターを削り、シリコン型で複製するような場合です。
実はこのケースでもマスターのデータを取って金型化することは可能です。
しかし、本物の魚からデータを取って金型化するとなると話が変わってきます。
鱗のシワまで精密に再現することは従来の技術では無理なのです。
また、ヒレや鰓などオーバーハングした形状も金型製造にはやっかいです。
パーティーライン(プラスチックルアーの左右の合わせ目)付近の鱗模様や鰓の下側部分も金型ではオーバーハングするので再現しにくいでしょう。
THTのリアルシリーズはシリコン型から得られる形状の再現性を120%活かした手法で、プラスチック成型の金型では苦手な分野をカバーするためのものなのです。
プラスチックの成形品にはできないものを、ウレタンで作るということなら、ユーザーにとっても大きなメリットになるはずです。
しかし、ウレタンルアーのメリットはそれだけではないのです。
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by th-tackle
| 2013-02-18 15:18
| ルアー