2012年 08月 06日
デッパー99誕生の訳 |
クランクベイトの素材はいろいろあります。何がベストでしょうか?
ウッド(バルサ)、プラスチック、発泡樹脂…
どれが一番良いとは一概に言えません、それぞれ特徴があるからTPOに合わせて使い分けるのがベストです。・・・・・・なんて優等生な答えは誰も求めていないのはわかるので、ちょっとだけ毒を吐きます(笑)
ここ数年の国産のプラ製クランクベイトについて。
「秘〇のクランクベイト」などによるウッド至上主義的な流れで、ウッドに近いクランクをプラスチック(以後プラに省略)で作る。
みたいな傾向が強く感じられます。
リップを薄く、ボディーの肉厚を薄く軽量化・・・・軽くなった分だけ内部ウエイトを増量というタイプです。
アクションに関してはキレが出る方法ですが・・・・・
ウッドに近づくことはできても、それでは強度不足のウッドクランクを補う存在としてしかありえません。
それももちろんアリだとは思うのですが、いかにも日本人的なみんながみんな同じ方向というのも芸がないというかつまらないと思います。
プラ製クランクならプラの特性をいかした構造を追及する方がいいのではないでしょうか?
プラの特徴は外壁にボディーの重量が分散することです。
ウッドモドキを作るには不利な条件ですが、逆にこれを長所にしたモノづくりが有効に感じます。
プラスチック構造だからできる
ボディー外壁に分散した重量と内部ウエイトのバランスを取るという手法です。
ボディーを肉厚にして重心を分散させてそのボディーに対応する重すぎないウエイトをセットすることで、
ウエイトで固定されたコマのようなアクションではなく、ボディー形状から生まれるナチュラルなアクションを発生します。これはプラならではのものです。
ただ、バランス云々のまえに、しっかりと泳がせるための重心ウエイトが必要じゃないかという声もありそうですが、デッパー&Dデッパーに関しては内部ウエイトを入れなくても(ノーウエイトで)しっかりと泳ぐ設計になっているためにボディー肉厚と内部ウエイトのバランスとりに専念できたのです。
また、ウエイトが一点に集中しない構造はアクション面だけでなく、キャスト時においてもスムーズな飛びに貢献します。
プラ製クランクの良さを味わえるデッパー99&Dデッパー99はより多くの方に使っていただきたいとの思いから990円(税別)の思い切った価格設定にしてみました。
割に合わないので価格UP!なんてことがないわけでなないので、お早目にお試しください(笑)
99シリーズに関するブログリンク
http://inaba.air-nifty.com/basslog/2012/08/99-649a.html
http://bamguard.exblog.jp/17822023/
http://fine.ap.teacup.com/uxxy/1033.html
http://blog.ap.teacup.com/applet/ireguirokumaru/20120802/archive
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by th-tackle
| 2012-08-06 18:11
| 開発