2010年 12月 29日
重心移動システム |
遠投が必要なディープクランクに重心移動システムは効果的な手段です。
ほとんどの国産ディープクランクにこのシステムが組み込まれていることからもわかります。
この重心移動システムで誤解されやすいことに、
「大きなウエイトがボディーの先端に移動するものほどよく飛ぶ」という考えがあります。
確かに間違いではないのですが、このシステムの核心をついた答えではありません。
重心移動システムで重要なことは「空気抵抗が少ない飛行姿勢を保つこと」なのです。
たとえばダイブデッパー。

固定重心ですがぶっ飛ぶようにデザインしました。
リップを水平にし、さらに飛行時にリップの裏側に空気が巻き込まないように厚みをとることで矢のようにまっすぐな姿勢を保ちます。
重心移動を組み込まなくても「空気抵抗が少ない飛行姿勢を保つこと」ができれば飛ぶルアーは出来るのです。
大きすぎる重心移動は着水直後のリトリーブで水のかみが悪かったり、ヒラウチでウエイトが外れた場合のリターンが遅くなるなどのデメリットも感じました。
しかし、リップがオフセットされたダイグルーバーは空気抵抗がかかるためにスムーズなキャストのためは重心移動システムが欲しいところです。
そこで、重心移動と固定重心の両方の良いところを取り入れた構造を研究しました。

製品は
固定ウエイト
頭部-5mmタングステン球(1.17g) + 腹部-ザップバレットシンカー(樹脂タン3.5g)
移動ウエイト
4mmタングステン球(0.6g)
というセッティングになっています。(むちゃくちゃコストがかかってます。特にバレットが高い。涙)
メインウエイトが大きいことでヒラウチ後のリターンが速く、着水直後のリトリーブにも対応できることはわかると思います。
では、0.6gの重心移動がキャストに役立つか?答えはYES!
飛行姿勢を保つためにこの小さなウエイトが貢献しています。
ちなみにテストで移動ウエイトを大きくしても(固定と移動のウエイトの比率を変えても)飛距離はそれほど変わりませんでした。
移動ウエイトを4mmタングステン球(0.6g)に決定した理由は飛距離だけではなく、リトリーブ時のアクション、カバーに当たってヒラを打つ時の跳ね具合と、ウィードをほぐして外す時の感覚などから選定しています。
フィールドテストでもこのセッティングを見つけるためにかなりの時間を費やしました。
ほとんどの国産ディープクランクにこのシステムが組み込まれていることからもわかります。
この重心移動システムで誤解されやすいことに、
「大きなウエイトがボディーの先端に移動するものほどよく飛ぶ」という考えがあります。
確かに間違いではないのですが、このシステムの核心をついた答えではありません。
重心移動システムで重要なことは「空気抵抗が少ない飛行姿勢を保つこと」なのです。
たとえばダイブデッパー。

固定重心ですがぶっ飛ぶようにデザインしました。
リップを水平にし、さらに飛行時にリップの裏側に空気が巻き込まないように厚みをとることで矢のようにまっすぐな姿勢を保ちます。
重心移動を組み込まなくても「空気抵抗が少ない飛行姿勢を保つこと」ができれば飛ぶルアーは出来るのです。
大きすぎる重心移動は着水直後のリトリーブで水のかみが悪かったり、ヒラウチでウエイトが外れた場合のリターンが遅くなるなどのデメリットも感じました。
しかし、リップがオフセットされたダイグルーバーは空気抵抗がかかるためにスムーズなキャストのためは重心移動システムが欲しいところです。
そこで、重心移動と固定重心の両方の良いところを取り入れた構造を研究しました。

製品は
固定ウエイト
頭部-5mmタングステン球(1.17g) + 腹部-ザップバレットシンカー(樹脂タン3.5g)
移動ウエイト
4mmタングステン球(0.6g)
というセッティングになっています。(むちゃくちゃコストがかかってます。特にバレットが高い。涙)
メインウエイトが大きいことでヒラウチ後のリターンが速く、着水直後のリトリーブにも対応できることはわかると思います。
では、0.6gの重心移動がキャストに役立つか?答えはYES!
飛行姿勢を保つためにこの小さなウエイトが貢献しています。
ちなみにテストで移動ウエイトを大きくしても(固定と移動のウエイトの比率を変えても)飛距離はそれほど変わりませんでした。
移動ウエイトを4mmタングステン球(0.6g)に決定した理由は飛距離だけではなく、リトリーブ時のアクション、カバーに当たってヒラを打つ時の跳ね具合と、ウィードをほぐして外す時の感覚などから選定しています。
フィールドテストでもこのセッティングを見つけるためにかなりの時間を費やしました。
by th-tackle
| 2010-12-29 01:15
| 開発