2010年 10月 27日
見え方 |



アバロンセナーですが、背景の明るさによって見え方がこんなに変わります。
表層でルアーを引いた場合、下からの視点ではルアーを逆光で見るので上の画像のようにアワビプレートを透かした状態となります。
この時グリーンぽく見えますが、これは緑の色素が強い養殖物のアワビの殻を厚めにスライスすることで透かした時にグリーンが強調されるようにしてあるからです。
緑系の水色が多い日本のフィールドにはこの透明なグリーンがよく馴染みます。
食わせの要素が強いカラーです。
一方、横方向からの視点や曇りや雨、朝夕のローライト時にはしっかりとフラッシングします。
こちらは魚の注意を引くカラーです。
連続的なアクションを加えればプレートが明滅しリアクションバイトが引き出せ、ノーアクションで使えば食わせのナチュラルカラーに。
日中の明るいときは透けやすく、ローライト時はフラッシングする。
遠く(横方向)の魚にはフラッシングで興味を持たせ、チェイスする魚(後方下)にはナチュラルな食わせのカラーに・・・・・
実に便利なカラーです。
この特性を生かすにはリップ付のルアーよりもセナーのようなアクションの大きさを調整しやすいルアーが向きますね。
ちなみに、アバロンセナーはフェザーフック仕様としました。
フェザーはフックをカモフラージュしたり、ナチュラルなアクションなどの目的のほかにある意図があります。
ただ巻時にS字軌道をするレスポンスを遅くする目的です。
テールのフェザーが凧の尻尾のように引っ張られるので、S字の軌道を描くには動き出しにより多くのパワーが必要となるのです。
スローリトリーブ時にノーアクションでも使えるようにすることで、アワビプレートを100%生かした多彩な動きを表現できるようにしたかったのです。
ちなみにスローリトリーブでしっかりS字に動かしたいときは動き出しにロッドできっかけを与えてあげればOKです。
by th-tackle
| 2010-10-27 01:55
| 開発