2008年 02月 19日
強度UPのためでもあります |
この溝はアイの位置を下げる為だけでなく、強度UPにも一役買っています。
リップに穴をあけると強度が下がるのでは?と感じるかもしれませんが、基盤自体はこれくらいの加工では問題ありません。
強化できるのはボディーの方です。
ハンドメイドクランクは製作の工程でリップを差し込むスペースを切ることがあります。
このときボディーは切れ込みが入った状態となっています。
ルアーを水面に叩きつけたりするとリップ周辺から割れてしまうのはリップに受けた急激な水圧がテコの原理でこの切れ込みを広げてしまうからです。
ワイヤー貫通タイプのクランクはこのような損傷を防ぐためにボディーを内側から強化したものです。
THF-1はコアを基盤で強化することで強化していますが、
さらにリップに溝を入れることでも強度UPをはかっています。
この溝に強力な接着剤を充填することで、ボディーにに入った切れ込みを埋めて切れ込みの前後を一体化させる効果があります。
バルサ素材のクランクにも効果があるので、ハンドメイドクランクを作られる方はお試しください。
by th-tackle
| 2008-02-19 01:16
| 開発