2006年 12月 12日
ディープショット |
琵琶湖を中心としたディープクランクブームで、マッドペッパーが売れ、新製品のディープクランクが発売されるなど、ここ数年の空白は何だったの?と思うほどディープクランクの分野が賑やかになってきました。
空白の期間が長かった事もあり、マッドペッパー以外にもTDスーパークランクやDD22など10年以上昔のクランクが今も現役で使われているのですが、その陰に隠れて忘れ去られてしまった名品があります。
ティファで発売されていたディープショットです。
それも4mダイブのオリジナルサイズのものです。
(サイズダウンしたJrの方は残念ながらバランスが悪く使い辛いものでした。)
アクションはロール系でタイトですが振動数が多く、バイブレーションプラグに似たジャラジャラというラトル音です。
そのために、バイブレーション的なイメージでの使い方も有効でした。通常のバイブレーションより深いレンジをファーストリトリーブしたり、オダや立ち木などバイブレーションを通しにくい場所をバイブレーションを引くイメージで使ったりしました。
そして、このルアーの最大の特徴はボトムコンタクトした時の動きです。
マッドペッパーマグナムなどはボトムノックするとヒラを打つのに対し、ディープショットはボトムノックし続けるのです。しかも、通常のクランクベイトと違い、ディープショットはボトムノックしていてもキレイにアクションするのです。この特徴はボトム付近の低活性のバスを狙うときにとても重要でした。
しかし、ディープショットは廃盤になっています。
それと、初期に作られたものは良いのですが、後期に作られたものは明らかに性能が落ちてしまっていました。今手元にあるディープショットは後期のハズレだけです。
残念ながら、中古屋さんでディープショットを見つけてもそれらの区別が僕にはできません。
そんな事もあるせいでしょうか、もっと話題になっても良いルアーだと思うのですが。
by th-tackle
| 2006-12-12 23:01
| ルアー