2006年 02月 16日
T.H.Crank-Depper |
このシャロークランクには新開発の「デッパービル」というリップを採用しました。
新型リップの特徴
カバーに対しては、
高さのあるカバーに対してはスクエアリップ系特有のヒラを打ちながら回避します。
リップ下の突起は、スクエアリップが苦手とするフラットボトムに対し、ボトムを点で捕らえてアクションをキープすると同時にボトム探知能力のUPにも貢献しています。
また、一定以上のスピードでボトムに強くヒットすればルアーが左右に倒れこみ、障害物に当たったときのようなヒラ打ちをします。
実釣ではボトムを叩き続けるよりも、ボトムギリギリや、たまにボトムに当たる程度のリトリーブの方がヒットの確率は上がるものです。「デッパービル」搭載のT.H.Crank-Depperはボトムべったりではなく、付かずはなれないレンジを効率よく探れるようになっています。
アクションでは、
リップ前方に垂直な面(三角形の部分)を設けることで、スローリトリーブから切れの良いウォブルロールアクションを生み出します。
ボディー肉厚は従来の国産クランクよりも厚めにしています。固定ウエイトのクランクをスムーズにキャストする為と、アクションにトルクをつけたかったからです。
肉厚のボディーをハイピッチでアクションさせられるのも新型リップのおかげなのです。
このリップの唯一の欠点はトゥイッチが苦手なことです。レスポンスが良すぎるのでラインにフックが絡みやすいのです。クランクに付いたウィードを切る場合などロッドでチョンチョンとやると絡むことがあるので、ジャークのように長いストロークで切ってください。それさえ覚えておけば快適なクランキングが楽しめるはずです。
今月完成の金型が問題なければ、3月中に発売を開始する予定です。
by th-tackle
| 2006-02-16 22:45
| ルアー