2005年 10月 25日
糸鳴り |
もの凄く効果のあったドロップショットリグ(常吉)も、ここ数年は威力に陰りが見え始めています。
重めのシンカーに細いラインでシェイクするとラインは水を切り、水中で音を発しています。(強風時に電線が風に鳴るようなイメージ)
ドロップショットが広がり始めた頃、この「糸鳴り」自体は、バスに小さなワームを発見させるための集魚効果的役割を果たし、劇的な釣果をもたらしました。ヒュンヒュンと呼ばれるテクニックは「糸鳴り」を最大限に利用した釣り方です。
ただ、アピールが強すぎた為か極端に「糸鳴り」にスレるバスが増えてきました。バス自体が糸鳴り」イコール「危険」と学習したようです。それにつれドロップショットリグの使い方も変わってきました。シェイクなどアピールの強いアクションへは反応が激減し、ステイもしくはズル引きが効果的になってきました。極力、「糸鳴り」が発生しないアクションが効果的になってきたのです。
話は「S字系」に変わります。
アクションで話題になることでS字の幅が広いとか狭いといったことがあります。
幅が広いほうが良く目立ち集魚効果が高いようです。しかし、チェイスするけど食わないのがS字幅が広いタイプの弱点です。
あと一歩のところで魚にバイトを躊躇させる原因は「糸鳴り」です。クランクやスピナーベイトのように波動が大きなものでは「糸鳴り」を感じにくかったのですが、S字系はそれ自体が大きな波動を発しないために、ラインが水を切る音が目立つのです。幅が広くクイックに泳ぐタイプほど「糸鳴り」が大きくなります。
一方、S字が狭いものは「糸鳴り」しにくいものの、アピール力に欠け、集魚効果が薄くなります。
この両タイプのいいとこ取りをする使い方があります。着水後、数メートルは大きめに動かしてアピールさせ、その後は地味に食わせのリトリーブをするのです。
S字の幅がリトリーブスピードやロッドアクションで調整できるルアーで行えば簡単にできますので試してください。お勧めはもちろん「セナー」です。
追加の一言
ボートで釣る場合、ボートを速いスピードで流しながら釣るとラインが弧を描いてルアーを引く形になります。「糸鳴り」が発生し、ヒット率を下げる原因です。S字系は まっすぐ引けるコース取りをすることが大事です。
もう一声
10月号(?)のロドリの記事にS字の使い方が出ています。その中にあるティーズタックルの石神さんの解説はいいことが書いてあります。読み返してみることをお勧めします。
最後に
写真はお気に入りのライン。30ポンドでもスプールへなじみが良く、スプール上で「浮く」ことがありません。強度もばっちりなのでアシ際のきわどい所もビッグベイトを躊躇なくキャストできます。
重めのシンカーに細いラインでシェイクするとラインは水を切り、水中で音を発しています。(強風時に電線が風に鳴るようなイメージ)
ドロップショットが広がり始めた頃、この「糸鳴り」自体は、バスに小さなワームを発見させるための集魚効果的役割を果たし、劇的な釣果をもたらしました。ヒュンヒュンと呼ばれるテクニックは「糸鳴り」を最大限に利用した釣り方です。
ただ、アピールが強すぎた為か極端に「糸鳴り」にスレるバスが増えてきました。バス自体が糸鳴り」イコール「危険」と学習したようです。それにつれドロップショットリグの使い方も変わってきました。シェイクなどアピールの強いアクションへは反応が激減し、ステイもしくはズル引きが効果的になってきました。極力、「糸鳴り」が発生しないアクションが効果的になってきたのです。
話は「S字系」に変わります。
アクションで話題になることでS字の幅が広いとか狭いといったことがあります。
幅が広いほうが良く目立ち集魚効果が高いようです。しかし、チェイスするけど食わないのがS字幅が広いタイプの弱点です。
あと一歩のところで魚にバイトを躊躇させる原因は「糸鳴り」です。クランクやスピナーベイトのように波動が大きなものでは「糸鳴り」を感じにくかったのですが、S字系はそれ自体が大きな波動を発しないために、ラインが水を切る音が目立つのです。幅が広くクイックに泳ぐタイプほど「糸鳴り」が大きくなります。
一方、S字が狭いものは「糸鳴り」しにくいものの、アピール力に欠け、集魚効果が薄くなります。
この両タイプのいいとこ取りをする使い方があります。着水後、数メートルは大きめに動かしてアピールさせ、その後は地味に食わせのリトリーブをするのです。
S字の幅がリトリーブスピードやロッドアクションで調整できるルアーで行えば簡単にできますので試してください。お勧めはもちろん「セナー」です。
追加の一言
ボートで釣る場合、ボートを速いスピードで流しながら釣るとラインが弧を描いてルアーを引く形になります。「糸鳴り」が発生し、ヒット率を下げる原因です。S字系は まっすぐ引けるコース取りをすることが大事です。
もう一声
10月号(?)のロドリの記事にS字の使い方が出ています。その中にあるティーズタックルの石神さんの解説はいいことが書いてあります。読み返してみることをお勧めします。
最後に
写真はお気に入りのライン。30ポンドでもスプールへなじみが良く、スプール上で「浮く」ことがありません。強度もばっちりなのでアシ際のきわどい所もビッグベイトを躊躇なくキャストできます。
by th-tackle
| 2005-10-25 22:17
| 釣り