今更だけどトゥルーチューンについて |
今更だけどトゥルーチューンについて
クランクベイトを真っ直ぐ泳がせるためのトゥルーチューンのお話です。
すごく大事なことなのに今までどのメディアでも十分な解説がされてきませんでした。
「トゥルーチューンなんてわかっている!」なんて言わずにぜひ読んでください。
「クランクベイトを巻いて真っ直ぐ泳がない場合、逸れていく方と反対側にタイイングアイを傾けていく。」
従来のトゥルーチューンはこんな感じでしょうか。
プライヤーや専用工具などについて細かい解説などもありますが、基本的に内容は同じです。
実際にもこの方法で、ほとんどのクランクベイトは調整可能です。
しかし、この方法だけでは調整できないジャンルのクランクベイトがあるのです。
それは・・・・
ハンドメイドのシャロークランク!
特にタイイングアイがリップではなくボディーから出ているタイプです。
昔から「アタリ」「ハズレ」が大きいと言われるアイテムで、スイムテストで選別して・・・なんて話も聞きますね。
アタリはどんなスピードで巻いても真っ直ぐ泳ぐのですが、ハズレはクセが出るのです。
「ミディアムスピードで真っ直ぐ泳いでいたものが、巻くスピードが速くなると曲がり始める。」
これが典型的なハズレパターンです。
ファーストリトリーブに合わせてトゥルーチューンすると、ミディアムリトリーブでは反対側に曲がって行きます。
これに対応しようと、中間の位置にアイを調整すると「スローリトリーブで右に曲がっていたものが、ファーストリトリーブで左に曲がって行く」という調整不可能な現象に陥ります。
ハンドメイドのクランクが好きな方なら経験があると思います。
「ハンドメイドだから内臓ウエイトに偏り、あるいはボディーの素材に節があってバランスが崩れているに違いない・・・」
こんな風に思っていたあなた!
損してますよ!!!!
確かにハンドメイドのクランクベイトはプラ製に比べて左右のバランス精度が低いのは仕方ないものですが、実際には致命傷となるくらい精度が悪いものは少ないものです。
原因はトゥルーチューンのやり方が間違っていることにあるのです。
次回は正しい方法を解説します。
あなたの「ハズレクランク」が蘇るかもしれませんよ!
続く